各種数値
攻撃力とは
そのキャラクターの攻撃する力のことを指す。この値が大きいほど、戦闘時に敵の輝きを削る力が大きいということになる。
また、敵の輝きを大きく損なうような奇跡を起こした場合、自らの輝きも損なわれる場合がある。
防御力とは
そのキャラクターが輝きを守る力のことを指す。この値が大きいほど戦闘時に自らの輝きを守りやすくなる。
月光とは
そのキャラクターが奇跡を起こす可能性の力のことを指す。PCはこの月光値を消費することにより、様々な月の恩恵を受け、奇跡を起こすことが出来る。大きな力で攻撃したり、仲間を癒したりと、その力の効果は多岐に渡る。
また、この月光値はセッション中にも特定の条件を満たすことで回復することができる。最大値を超えて回復することはできないものの、月光が尽きない限りは何度でも恩恵を受けるチャンスが得られるだろう。この月光を含め、諸々の値は基本的にセッションが終わる度に全回復するため、次のセッションでは万全の状態で臨むことが出来る。
輝きとは
そのキャラクターの命の輝きのことを指す。敵からの攻撃や、自らの攻撃の反動などにより失うことがある。輝きが全て失われた時、星々の役目は終わり、宇宙の闇へと還ることとなる。つまりキャラロストである。プレイヤーはPCの全ての輝きを失わないようにしながらセッションを行うことを目指すのが望ましいだろう。
キャラクターのランクについて
PCは初回作成時、皆一律で威光1の月の守り手である。これは月の守り手としての力の強さや、今までに積み上げた功績の大きさによってランクが分かれている。セッションを繰り返し、PCたちが功績を挙げ、力をつけていくことで月にもその名声が届くことがあるだろう。その時にはより上位の月の守り手として迎え入れられることもあるだろう。
現在の最高位である太陽系の惑星を司る8人は、威光5ランクの月の守り手である。PCたちが大きな功績を積み上げ続ければ彼らと並ぶ日も来るかもしれない。また、行方がわからなくなっている冥王星は、元々威光5の月の守り手であり、敵として立ちはだかった場合には苦戦を強いられることとなるだろう。
特技について
特技は全部で6種類あり、それぞれのキャラクターがひとつ習得することができる。この特技は、基本セッション中1回しか使うことは出来ない。
静
自分の戦闘時以外の判定を自動的に成功させることができる。
動
自分の戦闘時の判定を自動的に成功させることができる。
助
味方の何らかの判定が失敗した時、自動的にその判定が成功したことにできる。
阻
敵の何らかの判定時、その判定を自動的に失敗させることができる。
輝
輝きを1D6点回復できる。ただし最大値を超えて回復することはできない。
月
そのセッションが終わるまで一時的に1D6点の月光を獲得する。
行為判定について
基本の達成値は2D6で8以上である。しかし、PCが持つ要素に一致する判定であった場合はプラス2の修正を行ってもよい。縦か横が一致する場合場合はプラス1の修正を行ってもよい。また、特定の奇跡の力によりプラスマイナスの修正がつく場合もある。
奇跡の力について
PCがその身に溜めた月光の力を消費して起こすことのできる特殊能力のことを指す。敵側は同じように太陽の力を消費して奇跡を起こす。様々な判定に修正をつけたり、攻撃したりと多彩な効果がある。プレイヤーはこれらを組み合わせてキャラクターの個性を伸ばしていくとよい。
キャラメイク方法等
キャラメイク
キャラメイクに必要な要素は主に四つ。
名前、スペック、特技、要素だ。
名前には「個体名」と「二つ名」があり、「二つ名」は月から賜る名誉の象徴である。
そのため、二つ名は初回キャラ作成時にはなくてもよい。セッションを繰り返し、そのキャラクターがあげた功績に結びつけて考えるのも良いだろう。その場合は、功績が認められ月に二つ名を賜ったとするとよい。
これらの状況から、星々の正式な場ではなるべく「二つ名」で呼ぶことが望まれる。相手と月への敬意の表れとなるからだ。「個体名」で呼び合うのは、「二つ名」をまだ賜っていない若き月の守り手であるか、親しい友人や恋人、家族同士であることが多い。
キャラスペックには、それぞれ攻撃力、防御力、魔力、輝き(HP)、威光(キャラクターランク)がある。
また、威光以外の値はそれぞれプレイヤーが好きに割り振ることができ、そのキャラクターがやりたいことを達成させやすいような数値にすると良いだろう。初回作成時には18点の持ち点を4つに割り振るが、これらの値は、威光を含め、セッションを繰り返すことで功績点によりリスペックすることが可能である。それぞれの概要については後述することとする。
特技は、そのキャラクターが輝きをより強く放った際、命を燃やした時に得られる様々な効果のことである。特技は基本、1セッション中1度しか使うことは出来ない。
特技の種類は6つあり、好きなものを選ぶか1D6を振って決定する。効果については後述することとする。
要素は、行為判定に使用するものであり、そのキャラクターの過去や信念の方向性などを固める際に利用していただきたいシステムでもある。
プレイヤーは、初回作成時36個の要素の中から3つを選び、それをキャラクターに習得させる。要素は功績点を消費して変更するか、セッション中一時的に習得することでしか新しく習得することはできない。
PCの年齢
PCたちは、星の輝きと月の恩恵により生まれた守護者である。そのため、かつて地球に存在していた人間と呼ばれる種族たちよりかは遥かに長き時を生きているものが多いだろう。我々に恩恵をもたらす月はおよそ45億歳とすこし、今や悪しき太陽は46億歳よりすこし若い程度だと言われている。最も強大とされる月の守り手である惑星たちはだいたい45億~40億歳ほどらしい。
しかし、若き守り手であるPCたちは、基本これらよりかは年若くあるのが望ましく、また威光がランク1であることなども自然であるだろう。よって20億歳以下で好きに決定することを推奨する。
キャラクターの性別
月や太陽、星々たちは基本的にあまり性別という概念に興味が薄い。雌雄に拘りを持つものが少ないのだ。
彼らは生殖も行わないため、恋をしたとしても子供を成すということは無い。子供が欲しいと願うもののみが月の恩恵を授かり、そこに自分たちの力を混ぜ合わせることで新たな星が生まれるのだ。かつては太陽も同じ役目を担っていたらしく、旧き星ならば太陽の力を持つものもいると言われている。